日本代表がいくら欧州の強豪をなぎ倒しても、海外のサッカーファンにとって「Jリーグ」は依然として極東の謎のリーグのままだ。なぜ彼らは日本の日常のサッカーに目を向けないのか、その冷徹な現実を考えてみたい。
ポケモンでしか「J」のクラブ名を聞かない彼ら
最近、Jリーグとポケモンのコラボが海外でちょっとした話題になった。だが、その反応を見ていると、彼らがどれだけJリーグを「エキゾチックな別の世界の出来事」として見ているかがよく分かる。セレッソ大阪やガンバ大阪といった名前は出てくるけれど、サッカーの文脈での興味は薄い。たとえば、セレッソの相棒にチェリムが選ばれたことに対する海外サポーターのやり取りだ。
セレッソ大阪ファンとしてはガッカリだな。他のチームのはみんなカッコいいのに。ガンバはレントラーだし、J3のFC大阪はアシレーヌ。このリストの中で一番カッコよくないポケモンかも。コガネシティが大阪のモデルだから、それにちなんでミルタンクでも良かったのに。まあ進化しないし、桜のイメージで行きたかったんだろうけどさ。
As a Cerezo Osaka fan, it’s disappointing. Everybody else’s was badass. Gamba get Luxray and J3 FC Osaka get Primarina. Probably the least badass Pokémon on the list. Could’ve had Miltank as a reference to Goldenrod as Osaka, but I guess it doesn’t e
チェリムがいるクラブはセレッソ大阪だよ。桜をイメージしたチームだからすごく合ってる。
The club with Cherrim is Cerezo Osaka, which imagery includes cherry blossom so it fits well
「コガネシティが大阪のモデルだからミルタンク」なんて、ゲームの知識としては異様に詳しいのに、サッカーとしての熱量はどこか置き去りだ。彼らにとってJリーグは、コンテンツとして楽しむキャラクタービジネスの延長線上にあって、週末に本気で一喜一憂する「フットボール」としては認識されていない。そりゃそうだ、彼らには自分たちの街のクラブや、テレビをつければやっているメガクラブがあるのだから。
欧州で泥臭く戦って、ようやく名前を覚えられる
海外ファンが日本のサッカー選手を真剣に評価するのは、彼らが海を渡り、欧州のピッチで目に見える、あるいは地味でも効く仕事を始めてからだ。Jリーグにいるうちは、スカウトでもない限り名前すら覚えようとしない。日本代表のコンディションを心配する彼らのコメントを見ると、それがよく分かる。
もし伊東純也、鎌田、上田、佐野海舟の4選手が怪我なく、大会前に良いコンディションを保てれば、これまでよりも良い結果を出しやすくなるだろう。日本代表は、この4人のキープレイヤー以外は簡単にローテーションできるはずだ。
If these four players H. Ito, Kamada, Ueda, and Kaishu Sano aren’t injured and are in good form before the tournament, it will be easier to get a better result than before. The Japan squad can be easily rotated, except for four key players.
俺は鈴木彩艶と板倉滉もそのリストに加えるかな。チームには常にDFからFWまでしっかりした骨格が必要だ。日本代表はイランのような手強い相手に対して、試合開始から終了までゲームをコントロールできることを示す必要がある。個人的には、決勝進出未満は認められないね。
I would actually add Suzuki and Itakura to that list. Always have to have a good spine from back to front in the squad. Japan just need to show against a stubborn side like Iran that they can control the game from the first minute to the last. In my
ここで名前が挙がる伊東純也、鎌田大地、上田綺世、佐野海舟、鈴木彩艶、板倉滉。全員が欧州の厳しい環境でポジションを争っているタレントだ。特に板倉滉なんて、故障を抱えながら泥臭くラインをコントロールしようとしていた姿が目に浮かぶ。そういう「骨格」となる地味で効く仕事を欧州で見せて初めて、海外のオタクたちも「こいつは外せない」と認め始める。
つまり、彼らにとってJリーグは「優れた原石が転がっている育成工場」であって、リーグそのものを鑑賞する価値はまだ見出されていない。極東のリーグでいくら素晴らしいカバーリングや、こぼれ球への鋭い一歩目を見せても、欧州のスカウトのレポート用紙に載るまでは存在しないも同然なのだ。
結局、時差と「トップ5」の壁はそう簡単に崩れない
冷酷な現実として、フットボール界における「トップ5リーグ」のブランド力は絶対的だ。W杯の優勝国についてのこんなコメントが、彼らの本音を代弁している。
W杯の歴史上、最初の100年間はトップ5リーグの国々(イングランド、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア)+ブラジル(最強チーム)+アルゼンチン(最高の個々人)+ウルグアイ(初代王者)以外の新しい優勝国は出ないだろうね。これを望んでたんだけど。でも2030年からは、この8チーム以外から優勝者が出てほしいな。
There will be no new winners in the first 100 year of WC’s history outside the top 5 five league countries (England, Spain, France, Germany, Italy) + Brazil (best team) + Argentina (best individuals) + Uruguay (first winner). I wanted this. But from
イングランド、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア。この巨大な壁の内側にいる人間たちが、時差を乗り越え、わざわざ自分たちの早朝にJリーグの試合を見るかといえば、まあ見ない。Jリーグのパスワークがどれだけ洗練されようが、スタジアムの芝がきれいに管理されていようが、彼らにとっての「本物」は自分たちの目の前にある。
あの頃のJリーグに比べれば、今の戦術的な完成度や個々のインテンシティは格段に上がった。それでも、世界の中心が欧州であるという構造は変わらないし、無理にそこに割って入る必要もない気がする。私のような偏屈な観戦オタクとしては、スタッツに現れないベテランのポジショニングの妙や、泥臭い守備の美しさを、土曜の午後にスタジアムの片隅でじっくり眺められれば、それで十分だ。世界に知られることがすべてじゃない。このリーグの本当の面白さを知っているのは、実は日本のファンだけという贅沢があってもいい。まあ、この先Jリーグがどう世界と関わっていくかは、まだ誰にも分からないけれど。
あとがき:訳スタ雑談

欧州のファンはJリーグをどう見てるんやろな。タイトルを見てちと気になったわ。

ふむ。ポケモンとのコラボや代表への評価が、欧州からの眼差しを映しているようですね。

代表への評価が直結してるんか。国内の知名度とはまた違う世界線やんけ。

えっ、そうなの!?とつい素が出ましたが、文化の壁を越えるのは実に困難ということでしょう。
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