MLB 野球

真夜中コラム 第17夜 こんなの好きにならずにいられない──松井裕樹、海外ブルペン最新事情

  1. TOP >
  2. 野球 >
  3. MLB >

真夜中コラム 第17夜 こんなの好きにならずにいられない──松井裕樹、海外ブルペン最新事情

こんなの好きにならずにいられない──松井裕樹、海外ブルペン最新事情

パドレスの松井裕樹が、海外ファンの間でちょっと変な愛され方をしている。実力の話をしてるはずなのに、気づくとお腹の触り心地の話になってる。今日はそのブレ幅をそのまま紹介したい。

クローザー同士のスキンシップが海外で騒がれてる件

まず笑ったのがこれ。松井裕樹とメイソン・ミラーが密着してるだけの画像に、海外のコメント欄がやたら盛り上がってた。

クローザー同士がクローザーらしいことしてるだけだな。

Just two closers doing closer things.

クローザー二人が『秘密の』ことやってるだけだろ *

Just two closers doing closet* things.

誤字ネタに星印までつけて自分で笑ってるの、海外の掛け言葉オタクっぽくて好き。

ただの男二人が、お互いの力を分かち合っているだけさ。

Just two men, sharing each other’s strength.

死、税金、そしてピッチャーが変人であることは避けられないなw

Death, taxes, pitchers being weirdos lol

ピッチャーは変人というのは、たぶん世界共通認識なんだろうな。日本でもアメリカでも、リリーフ陣のロッカーは大体変な生き物の集まりだと思ってる。

いや、これはマジで尊すぎるだろ。

Well that’s just absolutely fucking adorable

で、ここに体格の話が挟まってくるのが面白いところ。松井裕樹は公表174センチ。メジャーのブルペンにいたら普通に小柄なほうだと思う。

あいつ体小さいのに、どうやってあんな剛速球投げてんだろ。

He a small dude some how throws hard

体の大きさと球速を単純に結びつけて驚く感覚、日本だとあまりない気がする。日本の解説だとむしろ「体の使い方が上手い」で終わりそうなところを、海外は素直に「小さいのになんで」って言ってくれる。この率直さ、悪くない。

「ブルペン3番手」論争に名前が挙がるという事実

キャラの話ばかりじゃなくて、ちゃんと実力の議論にもなってるのがこの選手の面白いところ。パドレスのブルペン序列を巡るスレで、松井裕樹の名前が本気で挙がってた。

現状、ブルペンで3番目に頼れる存在って言っても過言じゃないよな?

Is it crazy to say as it stands he might be #3 in the pen in terms of reliability?

俺はまだロドリゲス推しだけど、松井がその議論に入ってくること自体すごいわ。

I’d still lean Rodriguez but it’s crazy that yuki is in the conversation

これ、地味にすごい発言だと思う。信頼度ランキングって派手なセーブ数とかじゃなくて、「イニング頭から任せて崩れないか」っていう、スタッツに出にくい部分の話だから。

ロドリゲスの方が修羅場で投げてきたから序列が上なのは妥当だけど、あいつは松井より炎上してるからな。松井はマジで完全に見違えた。

Yeah it’d be fair to have Rodriguez up in the pecking order given he’s been in more high leverage, but he’s got much more blows up than yuki which is crazy. Yuki has completely transformed himself

炎上の少なさを評価軸に持ってくるところ、わかる。派手に抑えた試合より、崩れなかった試合の積み重ねの方が信用になるってことを、このファンは分かってる。

松井大好きだわ、本当に素晴らしいよ。イニング頭から投げさせればきっちり抑えてくれる。

Yeah I love Yuki, he’s been great. If he starts an inning he’s got it down

「イニング頭から投げさせれば」ってところに、リリーフというポジションの本質が詰まってる気がする。ランナーを背負って登場するマウンドと、ゼロから作るマウンドは全然別の仕事だから。この使い分けを海外のファンがちゃんと見てるのは、正直ちょっと嬉しい。

愛されキャラは満塁ピンチのあとの全力ダッシュから

実力の話をしたすぐ後にこれを持ってくるのがこの選手のずるさで、満塁のピンチを断ち切った直後、マウンドから全力で駆け去る姿がまた海外でウケてた。

マウンドから全力疾走で去るの爆笑ものだわ

The sprint off the mound is hilarious

アウトを取ったら速攻で退散だ!🏃

Get em out and get the fuck out! 🏃

あいつが喜んでる姿を見るとこっちまで嬉しくなるな

His joy makes me happy

ここで唐突にモレホンいじりが挟まるのも海外コメント欄らしい。

そうやってモレホンの実力を吸収してるんだな。

That’s how he absorbs Morejon’s effectiveness.

全然理屈になってないんだけど、こういう根拠ゼロのネタを真顔で書けるのが海外コメント欄の良さだと思う。

幸運を祈って、裕樹のお腹をポンポンしなきゃw

Gotta shake the Yuki belly foe good luck

縁起物扱いされてる。これはもう実力とは別の評価軸で、下手に美談化するのも野暮な気がするので、そのまま置いておく。

マジで選手たちってチームメイト全員と違うハイタッチ考えるのにどれだけ時間使ってんだよw

Genuinely how much fucking time do players spend developing different high fives with every other guy around lol

こんなの好きにならずにいられないだろw

How can you not love Yuki?

これだから野球は最高なんだよな?

How can you not be romantic about baseball?

地味な仕事の積み重ねが、キャラ人気に食われてない

普通、愛されキャラ路線が先に立つと実力の議論って埋もれがちなんだけど、松井裕樹の場合はその両方が同時に成立してるのが珍しい。ブルペンの信頼度議論とお腹ポンポンが同じスレッドに並んでても誰も不自然に思ってない。

あの頃、パ・リーグでクローザーやってた頃の松井裕樹を知ってる身としては、メジャーで「イニング頭から投げさせれば崩れない」なんて言われるようになったのは正直感慨深い。もっとも、それを言葉にすると急に説教くさくなるので、ここではやめておく。

3番手論争がどう転ぶかは、これから先の登板次第。ロドリゲス推しのファンが最後に何と言うかも含めて、まだ決着はついてない話だと思う。

この記事が面白かったら
ぜひ応援をお願いします!

この記事をシェアする

Instagramをフォロー

-MLB, 野球
-,

日本人選手の試合
通知を有効にしました